化学工場から発生するさまざまな悪臭を脱臭・消臭します

化学工場では、ゴムやプラスチック、洗剤など多様な製品の製造を行うため、さまざまな悪臭が発生します。

  • スプレードライヤーより発生するニオイ
  • 各種焼結炉より発生するニオイ
  • 化学肥料の製造時のニオイ
  • 医薬品・洗剤や接着剤等の工業原料製造時のニオイ
  • 各種研究施設より発生するニオイ

このようなニオイの脱臭・消臭対策は万全でしょうか? 化学工場より排気されるニオイは日常生活で嗅ぎなれた食品のニオイなどとは違い、化学的・有機的なニオイのためヒトが嫌がるニオイであることが多く、悪臭苦情に繋がるケースがあります。また生産設備も大規模であり低濃度臭気でもその規模により、工場周辺の住宅街にニオイが到達して苦情が発生しますので脱臭対策が不可欠です。

化学工場様向けの脱臭コンサルティング

1 臭気発生状況などのヒヤリング

臭気対策コンサルタントが臭気の発生状況、時間帯、臭気発生する生産設備規模などをヒヤリングし、脱臭対策の方針を決めさせていただきます。

2 臭気環境アセスメント(有償)及び脱臭設備のご提案

苦情原因となる臭気の成分分析や臭気指数測定を実施し、数ある脱臭手法より最適な対策をご提案いたします。状況に応じ現場での実証テストも実施いたします。

3 脱臭設備の設置

4 対策後の効果測定

事例2 某製菓工場のオーブン排気臭対策

対策方法

設計会社様より都内に新築される医系大学の研究室「ドラフトチャンバー」より排気される臭気が隣接する病院に、影響を及ぼさぬ様、脱臭対策のご相談を受けました。研究室排気はどのような臭気が発生するのか明確でなく、大学様の購入薬品種類より臭気を想定し、対策を設計いたしました。また、隣接する病院や近隣の住宅から屋上部が丸見えであり、化学工場のような従来型のスクラバーや活性炭吸着塔ではなく、意匠上排ガス処理装置と見えない装置外見をご要請されました。

対策方法

研究室より発生する様々な臭気に対応するため「ノーズパル脱臭システム」を特別仕様で採用していただきました。使用する消臭剤は酸性・アルカリ性・中性のどの臭気にも対応できるよう3種類の消臭剤を一つの洗浄塔内で噴霧する方式を採用いたしました。排ガスと接触した消臭剤はドレンとして排水され大学棟地下の特殊排水設備へ排水されます。また装置外見は一見すると空調機と思えるような形をしております。また内蔵する送風機には専用の防音箱に収納しており近くまで行かないと稼働しているかどうかわからないまでの防音対策を講じております。

対策実例写真

対策方法
「ノーズパル脱臭システム」
  • 消臭剤接触スクラバー 4基
  • 消臭剤供給ユニット 3基
  • 処理風量:433㎥/min×4系統
対策結果
測定位置 臭気濃度 臭気指数 脱臭効率
装置入口 500 27 74%
装置出口 130 21

事例2 某製菓工場のオーブン排気臭対策

対策方法

半導体材料の新工場を建設する際、製造に使用する水溶性VOC臭気の脱臭対策のご相談を受けました。お客様もVOC臭気の脱臭対策が非常にコスト高になるとの御認識を持たれており、従来型の燃焼装置や吸着装置以外のCO2排出のない方式また、ランニングコストがかからない方式を模索しておられました。

対策方法

水溶性VOCは文字通り水にある一定濃度まで溶解します。そのため非常にガス吸収効率の高い「バイオデオライザー」をご提案させていただきました。「バイオデオライザー」であれば洗浄水も特殊ばっき装置を内蔵しているため長寿命での使用が可能です。今回、実際の溶剤をお客様よりご提供していただき実験プラントで実際に除去が可能かどうか確認試験を実施いたしました。

対策実例写真

対策方法
「バイオデオライザー」
  • DR-30W型特別仕様 2基
  • 処理風量:800㎥/min
対策結果
測定位置 臭気濃度 臭気指数
装置入口 120ppm 70%
装置出口 35ppm

このような化学工場からのご依頼に対応します

石油製造工場、コークス製造工場、パルプ製造工場、セロファン製造工場、化学肥料製造工場、無機化学工業製品製造工場、石油化学系基礎製品製造工場、プラスチック製造工場、レーヨン製造工場、医薬品製造工場、接着剤製造工場、廃プラスチック再生工場、FRP製品製造工場など

  • 臭気環境アセスメント
  • 脱臭対策導入の流れ
  • 当社の特長脱臭に対する考え方

工場の脱臭装置なら、専門企業のテクノメディカルにお任せください